ネットワークのお話、その3:OSIの話<これって何?必要性は?
マックスストーンの小畑です。
総務経理担当&テクニカルサポートをやっています。
今回からは、ネットワークの技術っぽい話をしたいと思います。
OSIって聞いたことがありますか?
ネットワークの基本的な規格?なのですが、その道の人でないと聞いたことが無いと思います。
OSIとはOpen Systems Interconnection(開放型システム間相互接続)の事です。
コンピュータネットワークを勉強したい方(特に情報処理技術者試験を受験予定の方)には必須の知識です。
何故これが必要なのかと言うと・・・(必要性)
各国の基準がばらばらだと通信が出来ません。
それを共通的な規約として定めたものになります。特に通信装置。
1977年から1984年にかけて定義されている。
デファクトスタンダードのTCP/IPとは定義が異なっています。
TCP/IPについては、後日説明します。
■バックナンバー
その1:私が電電公社に入社したころ
その2:デジタル時代のネットワークが始まったころ
OSIの階層
OSIの階層には下記の7階層があります。
各層ごとに定義があり。その定義をつかって、通信装置(あるいはソフト)同士で問題なく繋いで通信が出来るようにしています。
層 | 名称 | 規格(プロトコル) | 概要 | 利用例 |
---|---|---|---|---|
7層 | アプリケーション層 | HTTP,FTP,DNS,SMTP,POPなど | 個々のアプリケーション | www,メール |
6層 | プレゼンテーション層 | SMTP,FTP,Telnetなど | データの表現形式 | HTML |
5層 | セッション層 | TLS,NetBIOSなど | 通信手段 | HTTPS |
4層 | トランスポート層 | TCP,UDP,NetWare/IPなど | エンド間の通信制御 | TCP,UDP |
3層 | ネットワーク層 | IP,ARP,RARP,ICMPなど | データを送る相手を決め 最適な経路で送信 |
IP |
2層 | データリンク層 | PPP,Ethernetなど | 隣接する機器同士の通信を実現 | Ethernet |
1層 | 物理層 | RS-232,UTP,無線 | 物理的な接続、電気信号 | UTPケーブル,光ファイバーケーブル |
出典:https://xtech.nikkei.com/it/pc/article/NPC/20070130/260086/
OSI参照モデルの図解
OSI参照モデルは各層に応じてカバーしている領域に分けられます。
言葉としてよく使われているのは、関連装置に書いているL2スイッチ、L3スイッチです。
最近注目されているファイアウォールとしてのWAF(Web Application Firewall)ですが、7層(L7)に位置づけされています。
OSI参照モデルの各階層の名称や役割について
出典:https://xtech.nikkei.com/it/pc/article/NPC/20070130/260086/
まとめ
今回はOSIの概要の説明でした。
個別の説明は、たのネットワークの話題の後に説明したいと思います。
次は、TCP/IPのお話を致します。
イーサネットも面白いのですがそちらは後日(^^♪
今回の内容で質問等があれば問合せフォームからご連絡ください。
回答は時間が掛かる場合もありますが、必ず回答いたします。
次回をお楽しみに(^^♪
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