2025.07.28
「腕には自信がある」──でも、それがWebで伝わらない。金属加工業のためのホームページ戦略
技術も設備もそろっているのに「検索では見つからない」
汎用旋盤、マシニングセンタ、ワイヤーカット、TIG溶接、三次元測定器──
図面があればどんな形状も加工できるし、長年のノウハウで納期も品質も守ってきた。
にもかかわらず、Webサイト経由の問い合わせは少なく、「価格だけ」で比較されてしまう。
こうした悩みは、全国の金属加工業者が共通で抱えている課題です。
よくある質問・困りごと:Webだけでは“得意な仕事”が伝わらない
- アルミの薄物加工は対応してますか?
- 単品対応・1個だけでも可能ですか?
- 材質は何に対応?SUS?SCM?チタン?
- 熱処理や表面処理も一括で頼めますか?
- リピート対応のロット数と価格感を知りたい
よくある2つの失敗パターン
- 設備リストを並べるだけで終わっている
→ 加工範囲や実績が書かれていなければ、ユーザーは判断できない - 「図面があれば何でも対応できます」とだけ書かれている
→ 汎用性は高そうでも、「何が得意か」が見えず、競合との違いが伝わらない
Webサイトで成果を出すための8つの改善ポイント
1. 加工範囲を「材質×サイズ×形状」で明示
- 対応材質:SUS303/A5052/SCM435/チタン/真鍮など
- 加工範囲:Φ2〜Φ300、L1000mmまで/板厚0.3〜20mm
- 得意形状:筒もの/角もの/薄肉部品/異形状穴など
2. 設備紹介は「何ができるか」ベースで説明
- ワイヤーカット → 複雑形状・微細加工が可能
- NC旋盤 → 一発仕上げで真円度±0.01以内対応
- 三次元測定機 → 検査表付き出荷・ISO対応の信頼性
- 溶接(TIG・CO2) → ステンレス製品の美観重視部品対応
3. 加工事例で「形状」「材質」「加工精度」を見せる
【例】 SUS304 φ50×L100 シャフト
公差:h7/面粗さ:Ra1.6/数量:50本/納期:10日
二次加工:熱処理+黒染め
→ 写真・図面・スペック表を組み合わせて掲載すると効果的
4. 「よくある質問」で不安を事前に解消
- 1個だけでも対応できますか?
- 材料支給は可能?それとも調達も依頼できますか?
- リピート品の管理体制はありますか?
- 表面処理や熱処理も含めた見積依頼はできますか?
5. 業種別・用途別の対応実績を提示
- 【自動車部品】 試作 → アルミダイカストの後加工
- 【食品機械】 SUS製品 → 美観重視のバフ研磨対応
- 【医療部品】 小ロット → バリ取り+出荷前検査付き
- 【研究開発向け】 1点もの試作 → 設計段階からの支援実績あり
6. 「問い合わせ導線」を図面別・材質別に
- 【図面PDF添付して相談】
- 【材質別の問い合わせフォーム:アルミ/ステンレス/鉄系】
- 【ロット・納期指定で自動見積】もあると問い合わせが倍増
7. 検索対策(SEO)と導線をマンダラチャートで構造化
中心:「金属加工」
周囲:「材質」「加工法」「設備」「対応ロット」「業種実績」「FAQ」「事例」「導線」
→ それぞれをページ化・見出し化し、Googleにも分かりやすい構成にする
8. 「信頼できる工場」の証明を盛り込む
- ISO取得状況/検査体制/実績社数
- 品質トラブルゼロ記録/工程内チェック体制
- ベテラン技術者による手加工工程や、若手育成への取り組み
これらを実行するとどうなるか?
- 「Webを見て内容が分かった上で問い合わせ」が増える
- 営業電話や飛び込みなしでも“欲しい案件”だけが入ってくる
- 納期や価格だけでなく、“加工の難しさ”や“こだわり”を伝えられる
- 採用にもつながり、若手や異業種からの応募者が増加する
- 比較検討される中でも、“選ばれる理由”がWebに可視化される
マックスストーンだからできること
- 金属加工業のWeb改善・導線設計に豊富な支援実績
- 図面・材質・設備・得意技術などの棚卸しからサポート
- マンダラチャート×質問ログをもとにSEOと営業動線を設計
- 採用・補助金・動画・カタログ連携も一括支援
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