2025.12.26
導入までに用意する資料は?FAQ・料金・注意事項…最低限チェックリスト
AI質問BOXを導入したいと思ったとき、次に必ず出てくるのが「AIに何を渡せばいいの?」という疑問です。
AIは賢いと言われますが、魔法ではありません。参照できる情報(元データ)が少ないと、回答は一般論になりやすく、誤回答や曖昧な回答が増えます。逆に、最低限の情報を準備しておけば、導入直後からユーザーの疑問をかなりの精度で解消できるようになります。
ただし「完璧な資料を揃えてから導入しないといけない」と思う必要はありません。重要なのは、最初に必要なものを揃え、運用しながらログを見て改善していくことです。
この記事では、導入前に用意しておくと失敗しにくい資料を、最低限の準備リスト(チェックリスト)として整理します。
Q. 導入までに用意する資料は?FAQ・料金・注意事項…最低限何が必要?
AI質問BOXは、ユーザーの質問に対して「文章で回答する」仕組みです。
そのため、導入前に次のような不安が生まれます。
- FAQがないけど導入できる?
- 料金はケースごとに違う…どう渡す?
- AIに言わせてはいけないことはどう管理する?
- 社内資料が整理されていないけど大丈夫?
結論から言うと、導入は可能です。
ただし、最低限の情報がないと「AIが答えきれない」「誤解される」「問い合わせにつながらない」といった問題が起きやすくなります。
A. 最低限必要なのは「会社・サービスの基本」「FAQ」「料金の考え方」「注意事項」。これだけで安全にスタートできます
AI質問BOXの精度は、AIの性能以上に「元データの質」で決まります。
まずは最低限、次の4つを揃えると導入がスムーズになります。
【必須】① 会社・サービスの基本情報(1枚でいい)
AIは「この会社は何をしている会社か」を理解した上で回答します。
最低限、以下を文章化しておきましょう。
- 会社名/所在地/対応エリア
- 事業内容(何を提供しているか)
- 対象顧客(誰向けか)
- 連絡先(問い合わせ先、営業時間)
- サービス提供の範囲(オンライン対応、地域限定など)
この情報がないと、AIは前提を誤りやすくなります。
特に「対応エリア」「対応できる範囲」は明確にしておくと、ユーザーとのミスマッチが減ります。
【必須】② FAQ(よくある質問)10〜30個
AI質問BOXの導入で最も成果に直結するのがFAQです。
なぜなら、ユーザーが最初に聞く質問はだいたい決まっているからです。
FAQが整理されているほど、AIは安定して答えられます。
優先度の高いFAQは次の通りです。
- 料金はどのくらい?
- 納期・期間はどのくらい?
- 何を準備すればいい?
- どんな業種でも可能?
- 相談だけでもいい?
- どんな成果が期待できる?
- 過去の実績はある?
FAQは「正確に答える」だけでなく、ユーザーの不安を取り除く役割もあります。
「営業されますか?」「まずは話を聞くだけでもいい?」といった質問も入れると、問い合わせ率が上がりやすくなります。
FAQがない場合でも、まずは10個でOKです。導入後にログを見て増やせます。
【必須】③ 料金・費用の考え方(確定価格ではなく“目安”でOK)
AI質問BOXで最も多い質問は「いくら?」です。
ここで注意すべきなのは、AIに「確定価格」を言わせないこと。
多くの業種では条件によって価格が変わるため、AIは「考え方」を伝えるのが正解です。
用意すべき情報は以下です。
- 料金体系(プランがあるならプラン)
- 価格が変動する要因(ページ数、撮影有無、機能など)
- 見積りの流れ(ヒアリングが必要、現状確認が必要等)
- 相談の入口(見積り依頼フォーム、問い合わせ)
こうしておけば、AIは「目安」を説明しつつ「個別相談へ誘導」できます。
結果として、誤解が減り、問い合わせにつながりやすくなります。
【必須】④ 注意事項・言ってはいけないこと(ルール)
AI質問BOXの運用で一番怖いのは「誤回答」より「言い切り」です。
だからこそ、AIに言わせないルールを先に決めておきます。
最低限、以下をルール化しましょう。
- 価格の確約をしない
- 納期の確約をしない
- 効果保証をしない
- 補助金採択の保証をしない
- 法律・医療・税務などの専門判断をしない
- 個人情報や機密に触れる回答をしない
このルールがあるだけで、AIの安全性は大きく上がります。
また、ユーザーにも安心感を与えられます。
【推奨】精度と成果が一気に上がる資料(あると強い)
必須4点が揃えば導入できますが、さらに精度と成果を伸ばしたい場合は以下もおすすめです。
- ⑤ 実績・事例(できれば数字つき)
どんな企業に導入したか/何が改善したか(アクセス、問い合わせ、応募など)/お客様の声
事例があると、AIは説得力のある回答ができます。 - ⑥ 強み(USP)・他社との違い
「なぜあなたに相談すべきか」をAIが説明できるようになると、比較検討で強くなります。 - ⑦ よくある問い合わせの実例
過去の問い合わせ内容は、AI質問BOXの“現場力”を一気に上げます。質問ログと同じ性質を持っているため、特におすすめです。
まとめ・次のアクション
AI質問BOX導入のために必要な資料は、最初から完璧である必要はありません。
最低限、次の4つがあれば安全にスタートできます。
- 会社・サービスの基本情報
- FAQ(10〜30個)
- 料金・費用の考え方(目安)
- 注意事項(言ってはいけないことのルール)
そして、導入後は質問ログを見て、FAQとページを増やしていくことで精度が上がり、成果が伸びます。
マックスストーンでは、資料が揃っていない場合でも、マンダラチャートで情報整理から支援可能です。
「何を準備すればいいか分からない」状態でもお気軽にご相談ください。
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ライター:マックスストーンAI営業担当者
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