2025.08.12
「高精度なのに選ばれない?」──測定器・検査機器販売業のためのWeb戦略
「計測精度も実績もあるのに、なぜか問い合わせが増えない…」
三次元測定機、表面粗さ計、画像寸法測定器、硬度計、非破壊検査機──
これらの測定器・検査機器は、製造業の品質保証や工程管理に欠かせない存在です。
しかし、実際のWebサイトでは「商品一覧」「スペック」「メーカー名」だけが掲載され、
お客様の課題にどう応えるかが伝わらないため、選定の候補にすら入れられていないというケースが増えています。
よくある質問・困りごと:相談相手として認識されていない
- 「機種が多すぎてどれを選べばよいか分からない」
- 「自社のワークに合う測定方法はどれ?」
- 「既存の検査工程に組み込める?」
- 「オペレーター教育もしてくれる?」
- 「精度証明やトレーサビリティ書類はつけられる?」
- 「納期・価格・補助金対象などが不明瞭」
ありがちな2つの失敗パターン
- スペック重視・型番ベースの情報だけで終わっている
→ 「誰に向いているのか」「どんな課題が解決できるのか」が分からなければ、検討の土俵にすら乗れません。 - 「メーカーの代理店」という立ち位置しか打ち出せていない
→ お客様が求めているのは、“機器”ではなく“解決策”。
導入支援・設置調整・教育・測定フローの最適化など、付加価値こそが差別化の鍵です。
測定器・検査機器販売業のWeb改善ポイント8選
- 「機器紹介」から「課題別ソリューション」へ転換
例:「微細部品の測定精度が安定しない」→「画像寸法測定機による接触レス・高速検査」
【変位測定】【表面検査】【寸法検査】【硬さ測定】など機能軸でも整理 - 「業界別の導入事例」を具体的に掲載
【自動車部品】三次元測定機で検査工程短縮&人的ミス削減
【医療機器】光学測定で非接触検査導入→歩留まり向上
【樹脂成型】耐熱試験機+トレーサビリティ管理でISO対応クリア - 「選定の考え方」や「導入前のチェックリスト」を掲載
測定物サイズ/精度要求/作業者スキル/設置スペース/温湿度環境など
メーカー提案との違い、代理店ならではの中立的な比較も評価される - 「校正・トレサ・検査証明」の対応範囲を明示
JCSS校正・ISO/IEC17025対応/外注校正ネットワークの有無
証明書発行の有無・納期・提出フォーマットなども明記 - 「導入~運用~更新」までの流れを可視化
提案/デモ/仮設置/トライアル測定/操作指導/定期点検/更新時期提案
機器販売ではなく“測定運用の伴走支援”を見せる - スペック検索+用途検索を両立させる構成に
【メーカー名・型番・測定方式】検索に加え、
【材質】【測定精度】【接触/非接触】【自動/手動】などからも探せる構造に - オペレーター教育・取扱説明会・動画マニュアルの紹介
操作方法動画/トラブル事例Q&A/社内教育支援プランなど
「導入しても誰も使えない問題」を防ぐWeb表現が安心感に繋がる - お問い合わせを“悩み起点”で入力しやすく
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