2025.08.12

「工具が豊富=選ばれる」時代は終わった──切削工具・消耗品販売業のWeb戦略

「品揃えには自信がある。でも、Webでは問い合わせが来ない…」
エンドミル、超硬ドリル、インサートチップ、バイト、ホルダー、リーマ、タップ、測定工具──
製造現場を支える切削工具・消耗品を幅広く扱っているにも関わらず、
Webでは「商品名」「メーカー名」「型番一覧」だけになっていませんか?
実はそれだけでは“どの工具を選べばよいか分からない”ユーザーの不安は解消されず、比較対象にもなっていない可能性があります。

よくある質問・困りごと:現場の“選定の悩み”に応えられていない

  • 「被削材が変わったけど、どの工具を選べばいい?」
  • 「面粗さが悪い。切削条件が合ってないのか?」
  • 「長寿命タイプと高能率タイプ、どちらを優先すべき?」
  • 「コストダウンしたいけど、品質も落とせない」
  • 「メーカー推奨のまま使っているけど、本当に最適?」

よくある2つの失敗パターン

  1. カタログと同じ情報しか掲載していない
    → 型番・スペック・材質・コーティングだけでは、ユーザーの「現場で使えるか?」の判断材料になりません。
  2. 提案型販売の強みがWebで伝わっていない
    → 実際には加工相談・切削条件設定・不具合対応までしていても、Webでは“ただの工具屋”に見られてしまいがちです。

切削工具・消耗品販売業のWeb改善ポイント8選

  1. 「課題別・材質別・加工別」のツール提案構造
    例:ステンレス加工向けドリル/アルミ高速加工用エンドミル/焼入鋼対応チップなど
    被削材別・加工内容(穴あけ・側面加工・バリ取り)で分類することで選定補助になる
  2. 使用事例・トラブル改善事例を紹介
    【改善例】「刃持ちが悪い → コーティング変更+切削速度見直しで2倍に延命」
    【不具合例】「面粗さ不良 → 逃げ角不足の再確認」
    「現場でどう使われているか」が分かると問い合わせ率がアップ
  3. 工具選定ガイド・用語解説ページを設ける
    「4枚刃・6枚刃どっちを選ぶ?」「1本で仕上げまでできる工具とは?」
    工場初心者・若手設計者にとって“相談しやすいWeb”になる
  4. FAQとQ&Aで“検索に強い”ページを構築
    「ドリルがビビるのはなぜ?」「突き出し長と剛性の関係」など
    実際の相談事例・問い合わせ対応をベースにFAQ記事を量産
  5. 加工動画や断面写真などの視覚情報を活用
    加工前後のワーク写真、切粉形状の比較など
    「どんな結果になるか」が可視化されると選定のハードルが下がる
  6. 修正・再研磨・再コーティング対応の紹介
    「超硬エンドミルの再研磨」「チップ再コーティング」などのリユース提案
    コスト対策やSDGs視点でも歓迎される
  7. おすすめ工具セットや定番ツール一覧を用意
    【入社1年目用ツールセット】【NC旋盤定番5選】【アルミ加工スターターキット】など
    若手現場・新規導入ライン向けに“選ぶ手間”を減らす設計
  8. 相談フォームで加工条件をヒアリング
    被削材・回転数・送り速度・加工機種・加工時間・面粗さ要求などを選択肢で入力
    図面・写真・加工音の動画添付もできるようにし、専門性を発揮できる商談へ

実行するとどうなるか?

  • 「どの工具を使えばいいか分からない」状態のユーザーに“選定補助”の役割を提供
  • カタログ的な販売から、「提案型営業」への認知が広がる
  • 問い合わせの質が上がり、実際の加工に関する相談が増える
  • 商品数で勝負するのではなく、“この会社に聞けば何とかなる”という信頼が蓄積

マックスストーンだからできること

  • 加工現場のニーズと専門用語を理解した構成設計
  • マンダラチャートと質問ログからFAQ・用途別構成を自動生成
  • 動画・画像・テキストを一体化した「選びやすいWeb」制作
  • カタログ整理・営業資料連携・補助金活用提案もまるごと支援

詳しくはこちら
▶ マックスストーン公式サイト
▶ Web改善事例
▶ お問い合わせ