2025.08.12

「制御機器の知識があっても、Webで伝えられなければ“選ばれない”」──PLC・センサー販売業が取るべきWeb戦略

技術には自信がある。でも問い合わせにつながらない…

PLC(プログラマブルロジックコントローラ)、各種センサー(光電、近接、圧力、流量)、タイマーリレー、タッチパネルHMI、制御盤ユニット、インバータ…
制御機器は、あらゆる自動化ライン・制御装置の心臓部です。にもかかわらず、「取り扱いメーカー一覧」「製品型番」「一部のスペック表」だけのWebサイトでは、お客様が“何を相談できるか分からない”まま離脱してしまうのが現状です。

よくある質問・困りごと:選定も相談も“どこに聞けばいいか分からない”

  • このセンサー、既存装置に置き換えできる?
  • PLCプログラムも一緒にお願いできる?
  • 海外製のセンサーと接続したいけど変換器はある?
  • 生産ラインの故障が起きた。原因はPLCかも?
  • 在庫がなくて困っている。即納できるか?
  • 省配線に切り替えたいが、I/O数の見直しが不安

よくある2つの失敗パターン

  1. 商品名・メーカー名だけで終わっている
    型番・スペックでは比較できても、選定の基準が不明。「現場でどう使われるのか」が見えていないと、問い合わせまで進みません。
  2. 「技術サポートの強み」がまったく出ていない
    実際には現地調査・選定・プログラム提案・盤設計までできるのに、“ただの物販会社”のように見えてしまっているケースが多いのです。

A機器・制御機器販売業のWeb改善ポイント8選

  1. 「機種検索」ではなく「課題起点で探せる」構成に
    例:「距離検出できない→測距センサー」「耐熱が必要→アンプ分離型」など。ユーザーの悩みから逆引きするUIがあれば、導入ハードルが下がる。
  2. PLC・センサーの選定相談を“段階別”に案内
    【初級】交換品が必要(型番一致)
    【中級】現場環境に合わせて選び直し(検出距離/応答速度)
    【上級】複数センサーとPLCとの最適構成設計提案
  3. 実例紹介:導入・更新・トラブル対応まで
    【導入事例】食品工場で既設PLCの一括更新、接点トラブルの解消
    【トラブル事例】搬送ラインのセンサー誤動作→取付角度+遮光対策で安定化
    【省配線事例】リモートI/O化で制御盤内スペース30%削減
  4. 制御盤製作・プログラム設計の有無を明記
    ラダー図作成/I/O割付設計/シーケンス制御実装。「部品だけ」「設計も含めて」「丸投げ」など、対応範囲を可視化。
  5. タッチパネル・HMI・インバータとの接続性情報
    通信プロトコル対応(Modbus/EtherNet/IP/CC-Link/PROFIBUS等)。各メーカー間の接続事例/変換器使用例/試験評価データの紹介など。
  6. 問い合わせフォームの設計を“技術項目ベース”に
    使用機器/I/O数/通信方式/電源仕様/使用温度環境/防塵防水要件など。添付機能(回路図・制御盤写真・仕様書)を設け、即座に技術対応に移行可能。
  7. よくある質問と回答(FAQ)ページの拡充
    「NPNとPNPの違い」「リミットスイッチの選定基準」など基本的な知識にも対応。「こんな相談もできるんだ」と思わせることで、問い合わせ数が増える。
  8. 技術スタッフ・担当者の“顔”と専門性を見せる
    「PLC歴20年」「キーエンス系統に強い」「海外製センサー導入支援実績あり」など。技術商材は“誰がサポートしてくれるか”が信頼のカギ

実行するとどうなるか?

  • 「何を売ってるか」だけではなく、「どんな問題を解決できるか」が伝わるようになる
  • 単なる製品検索サイトではなく、“相談の起点”になるWebサイトになる
  • 現場担当者・設計者・保全担当からの具体的かつ質の高い問い合わせが増える
  • Webと営業が連動し、提案力と技術力で他社と差別化できるようになる

マックスストーンだからできること

  • 制御機器特有の検索ニーズと構成要素を理解した情報設計
  • マンダラチャートと質問ログによる「選ばれるWeb」の構築
  • 画像・接続図・FAQ・事例記事・比較表などの設計・制作も丸ごと対応
  • SEO/営業支援/カタログ連動/動画制作までトータルで支援

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