Webセキュリティー
2026.10.28
【セキュリティー対応】制作会社・保守会社に確かめたい5つのこと

この記事の答え
- 取引先や委託先をねらう攻撃は、IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」で、組織の2位に入っています。
- 制作会社・保守会社に確かめたいのは、保守の範囲・部品を新しくする頻度・もしものときの連絡・控え・管理画面に入れる人の5つです。
- 相手を疑う質問ではありません。どの会社にも聞いてよい質問として、記事の最後の文をそのまま送ってみてください。
ホームページを制作会社に任せている会社は、多いと思います。任せること自体は、悪いことではありません。
ただ、「任せている」ことと「何をしてもらっているか知っている」ことは、別のことです。制作会社や保守会社は、ホームページの合鍵を持つ「出入りの業者」です。その業者を通して、情報が漏れることもあります。
弊社も制作会社です。この記事では、弊社を含め、どの制作会社・保守会社に聞いていただいてもよい質問を、5つにまとめました。
委託先から漏れることは、本当にあるのですか?
あります。取引先や委託先をねらう攻撃は、組織が気をつけたい脅威の2位に入っています。
数字で見ると
委託先をねらう攻撃は、組織の2位です
東京商工リサーチの調べでも、上場企業の情報漏えいの中に、ほかの会社から仕事を請けていた会社を通して漏れた例が挙がっています。
制作会社が悪い、という話ではありません。ホームページにかかわる会社が増えるほど、確かめておくことも増える、ということです。
何を確かめればよいですか?
次の5つです。答えを紙1枚にまとめておくと、もしものときに慌てずに済みます。
制作会社・保守会社に
確かめたいのは、この5つです
範囲
する頻度
ときの連絡
(バックアップ)
入れる人
1. 保守の範囲
毎月の保守料をお支払いしていても、何をしてもらっているかは会社によって違います。部品を新しくすることが入っているのか、もしものときの対応まで入っているのかを確かめます。JC3(日本サイバー犯罪対策センター)も、外に任せるときは、保守の契約や、もしものときの体制まで確かめるよう呼びかけています。
2. 部品を新しくする頻度
ホームページの部品は、弱い所が見つかるたびに直した版が出ます。年に何回、だれが新しくしているのか。最後に新しくしたのはいつか。答えが「作ってから一度も」なら、確かめどころです。
3. もしものときの連絡先と体制
夜や休みの日に何か起きたら、だれに連絡すればよいのか。連絡を受けたら、どこまで動いてもらえるのか。電話番号と受付の時間まで聞いておきます。
4. 控え(バックアップ)
乗っ取られたり、壊れたりしたときに、元に戻すための控えです。控えを取っているか、いつの分まで戻せるか、どこに置いてあるかを確かめます。
5. 管理画面に入れる人
どの会社の、だれが、ホームページの合鍵を持っているかです。今は頼んでいない会社や、担当を外れた方の鍵が残っていないかも聞いておきます。
聞きにくいときは、どうすればよいですか?
「どの会社にもお聞きしています」と添えて、次の文をそのまま送ってみてください。
ホームページの情報漏えいのニュースを見て、念のため、どの会社にもお聞きしています。次の5つを教えてください。
1. 保守でしていただいている範囲を教えてください。
2. WordPress(ワードプレス)や部品を新しくするのは、年に何回ですか。最後に新しくしたのはいつですか。
3. もしものときの連絡先(電話番号・受付の時間)と、連絡したあとの対応を教えてください。
4. ホームページの控え(バックアップ)は取っていますか。いつの分まで戻せますか。
5. 管理画面に入れるのは、どの会社のどなたですか。
文の上をクリックすると、まとめて選べます。
答えが返ってこない、任せる先がない、という場合は、必要な所だけ、弊社でもお手伝いできます。弊社のWebサポートには、3つのコースがあります。→ マックスストーンのWebサポート
よくある質問
- Q. こんなことを聞いたら、制作会社に失礼になりませんか?
- なりません。ホームページの持ち主として、知っておきたい大切なことです。「どの会社にもお聞きしています」と添えると、聞きやすくなります。
- Q. 保守の契約をしていない場合は、どうすればよいですか?
- まず、作った制作会社に、部品を最後に新しくしたのはいつかを聞いてみてください。だれも手入れをしていない状態なら、どこに任せるかを決めることから始めます。
- Q. 答えをもらったら、どうすればよいですか?
- 紙1枚にまとめ、社内で分かる所に置いておきます。もしものときの連絡先は、事務所に貼っておくと慌てずに済みます。
出どころ
- IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」
- 日本サイバー犯罪対策センター(JC3)「ECサイト改ざんによるクレジットカード情報窃取について」
- 東京商工リサーチ「2025年 上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査
更新日:2026年10月28日
執筆:飯岡 直樹(株式会社マックスストーン 代表)。中小企業のホームページと営業の支援に携わっています。







